海外に行くため英語を勉強する

いつかは海外赴任に行くことになると思うのでそのためにいろいろと英語の勉強をする。

英文の中で信号機の役割をするつなぎ語

英語のつなぎ語のことを「ディスコースマーカー」と呼びますが、これは主張を強調したり、難解な表現を簡単にしたり、抽象的な表現を具体化したり、話題を転換したりする働きを持ちます。英文の中でディスコースマーカーが出て来たときに、その役割を強く意識することが重要です。自由英作文を書く場合にも必要になって来ますので、以下で確認してみましょう。

 

(1)逆接のつなぎ語には次のようなものがあります。「but」「however」「and yet」「though」などです。「however」「though」は文中や文尾に置かれることもあります。以下に例文を挙げてみます。
We hope that our world has no war. History shows, however, world peace is impossible.
これは、世界から戦争がなくなることを望む。しかし歴史は、世界平和がありえないことを証明する。
文中に置かれていますが、「however」「though」は文尾にも来ますので、逆接であることを強く意識する必要があります。
これらは、プラスイメージとマイナスイメージを逆転させるので、空欄補充問題などでもよく見かけます。「on the contrary」もこの部類に含まれます。

 

(2)対照のつなぎ語には「on the other hand」「in fact」「as a matter of fact」などがあります。以下に例文を挙げます。
She was never poor : in fact, she is very rich.
これは、彼女は決して貧しくなかった。それどころか実際には、とてもお金持ちだった、の意味になります。
実際にはの「in fact」はこのように強く対照することもありますが、具体例を挙げて説明する場合もあります。
そしてこれらも、プラスイメージとマイナスイメージを逆転させます。

 

(3)付加のつなぎ語には「besides」「in addition」「furthermore」「moreover」などがあります。以下に例を挙げます。
She is smart, in addition, she is considerate.
これは、彼女は頭が良い、さらに思いやりがある、という意味になります。
これらのつなぎ語は、プラスイメージからマイナスイメージに逆転することがないので、強く意識しましょう。

 

(4)易化のつなぎ語には「in other words」「that is to say」などがあります。「:」「;」やダッシュも該当します。
He rejected, in other words, he said no.
これは、彼は拒否したのだ、つまり彼は「ノー」と言ったのだった、の意味になります。
これは前文と後文がイコールの意味を持ちます。ですから、前文が分からなくても、後文がわかれば問題ありません。
その性質を理解して読むと、英文は楽に読めることがあります。

これらの他にも、具体例をあげたりするディスコースマーカーがあります。またの機会に紹介します。